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歯科治療は感染リスクが高いは間違いです

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「歯科医院は感染リスクが高い」 こうした言説が広がったのは、3月15日に報じられたアメリカの新聞・ニューヨークタイムズ紙の記事の中の職業別にどれくらいコロナウィルス感染のリスクが高いのか、ということを示したグラフを基にしたものが多いようです。

縦軸に「病気や感染症への暴露の度合い」つまり感染リスクのある人に会う頻度を、横軸に「仕事中の他人との近接距離」を示したグラフで仕分けすると、毎日患者さんと至近距離で接する歯科医師は他の職業よりリスクが高いと分類されました。

 しかし、ウィルスに感染した人と多く近く接することと、実際に感染することとは全く違います。感染予防対策をしっかりしているかどうか、という要素が抜け落ちてしまっているのです。
ですのでこの図から、歯科医師は新型コロナウィルスに感染しやすいと結論付けるのは明らかに間違っています。実際に歯科関係者の感染はごく少数にとどまっています 🙅

口腔ケアが不足すると、肺炎などを発症しやすくなる可能性が高まります

事態が長期化すればするほど、さまざまな問題が早く現れる可能性があるのです

実際当院でも長期お休みになった患者様からの急患連絡でお伺いし、口腔内の状況悪化に閉口するケースが多々あります 😔

失った歯は取り戻せません。進行した歯周病はもとには戻りません。その数本の歯により今後のお食事、長期でみる健康状態に多大な影響があるのです
 緊急事態宣言が解除されたあとも、第2波、第3波と感染拡大縮小を繰り返している状況ですが、今後も長期に渡り、私たちは新型コロナウィルスとの共生を図っていかねばならないでしょう。
報道によって、本来不急ではない歯科治療や口腔ケアがなされることなくそのまま放置されてしまうことのないよう、是非安心して適切な口腔ケア・歯科治療を受診されてください 👨

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