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正しい口腔ケアの手順は??

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訪問歯科診療にお伺いしたとき、個人の患者様のお宅での 一番多い ご質問は何だと思いますか?

はい。基本の歯みがきと基本的な口腔ケアの仕方です。

「あれれ、そんなこと?」と思いますか?

自分の歯を磨くのと人の歯を磨くのでは中々勝手が違います。また高齢者の口腔内は歯周病が進行しているケースが多いので血が出やすかったり、根っこだけの歯があったり、、、

やってみると意外と「? 🤔」となることが多いようです。

基本の歯みがきと基本的な口腔ケアをご紹介します😊

基本の歯磨き

  • 歯ブラシは鉛筆を持つように持ちます。
  • 歯の汚れの残りやすい部分を丁寧に磨きます。
  • 歯ブラシの当て方はソフトタッチ、揺らすように。

一度に、1〜2本ずつ磨きます。 ここまではご自分と一緒ですね。

その他のポイントです。

まず、ブクブクうがいが出来る方はうがいから行ってください。(義歯がある方は義歯を外してからうがいをしましょう。)

万が一うがいのお水を飲まれても、ムセたり喉がゴロゴロしなかったり、その後発熱が無ければ大丈夫です。

誤嚥性肺炎が心配であれば、口腔ケアの後にうがいをして頂きましょう。

  • 磨く順番としては奥歯に歯がある方は奥歯から磨くほうが良いでしょう。
  • 歯磨き粉はうがいが出来る方には良いのですが、うがいが出来ない方は発泡剤が入っていないジェル状の歯磨き剤や保湿剤ジェル、マウスウオッシュ(ノンアルコールタイプ)を歯ブラシにつけてケアする事をお勧めします
  • 口を開けておくのも体力がいります。お口の4分の1ごとの休憩(一度お口を閉じる)を入れてあげるといいでしょう。
  • 根っこだけの歯などはプラークが残りやすいです。できればタフトブラシなどを利用し、根っこの中のほうまで磨いてください。

下の画像は院内で使っている 保湿剤ジェル(オーラルピース)とタフトブラシです。

なかなか自分で自分の歯を磨くのとは勝手が違いますよね。実際にはその方その方のやり方を見つけていくことから始めていきます。

他にも、誤嚥性肺炎のリスク高いの方の口腔ケアの方法や、寝たきりの方の口腔ケアの体勢の取り方などその方々に応じて、様々な口腔ケアの仕方があります。また、随時ご紹介いたします。

お困りの方、訪問歯科診療を試してみたい方などはいつでもすまいる歯科クリニックまでご連絡ください。

092-985-2142(ブログ更新:堤)

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