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入れ歯のお悩み(総入れ歯編)

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寒い日が続きます。皆様いかがお過ごしでしょうか?⛄

さてさて前回は部分入れ歯についてお話いたしました。

今回は総入れ歯についてのお話しです。

こちらが下の総入れ歯😁

舌があるところが抜いてあるので区別できます。

こちらが上の総入れ歯😁

舌などがないので上あご全体にぴったり吸着させます。

画像は患者様の回収品なので使い込んでいますね。

よくおちやすい、外れやすいとお問い合わせいただくのはこの総入れ歯の場合が多いです🤔

総入れ歯は御覧の通り、ひっかけるところがなくお口の粘膜に吸着させてお使いいただきます。

コンタクトレンズよりももっと歯茎の形にフィットしないとくっつきません。

安定させるのに必要なのがしっかりとした顎堤(歯が生えていた土手状に盛り上がった歯肉部分)です。
高齢者や、歯が抜けて期間が長いと顎堤が退縮している場合が多いです。

また、総入れ歯の構造上、前歯で噛むと吸着が外れますので完全にご自分の歯のように食べたいというのは難しいです😔

奥歯ではよく噛んでいただけますが、前歯では強くかめません。

なので総入れ歯になってしばらくは入れ歯でのお食事の仕方に慣れていただく必要があります。

もちろんその場合でもなるべく吸着の良い入れ歯に調整していき、ご本人様のベストの状態にはもっていかせていただきます。

入れ歯について長くお話いたしましたが、長くお食事を楽しんでいただくために大切なこと

1、入れ歯は部分入れ歯のほうが安定するため、総入れ歯になるまでの期間をなるべく伸ばすように残っている歯の歯周病対策をしっかりと行う
(高齢の方はなるべく歯科に定期的にかかりましょう)

2、歯がなくなった部分には必ずあった入れ歯等をいれましょう。
ないままにしておくと顎堤が退縮いたします。また、合わなくなった部分入れ歯は顎堤にも残っている歯にも悪影響を与えます。

3、歯茎の形は徐々に変わっていきます。入れ歯は半年ごとを目安に歯医者に診てもらってください。

入れ歯を入れると見た目も気持ちも若返ります。

しっかりとあった入れ歯を使っておいしくご飯を食べたいですね🍡

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