すまいるニュース

安心して歯科診療を

ブログ

今はコロナ禍、アフターコロナなのか、いまいちわからない状態が続いていますね。まだまだ予断は許さないといったところでしょうか

新しい生活様式などが発表されましたが、「どうしたらいいの??」という内容ばかりでなんだか閉口してしまいました。

不急不要の受診を控えるようにと厚生労働省から発表されていましたが、そもそも不要不急の受診などあるのでしょうか?

患者様のご家族が「くも膜下出血のあとの定期健診に行っていたけど、コロナ禍だから行けない」と言っていました。不要不急の受診でしょうか?絶対に必要な受診だと思います。

「歯周病の再診だから」という方もいます。

若い方ならその先何年も大切にしないといけない歯を早く失う結果につながります。「歯周病、重度」で画像検索をしてみてください。その画像は脅しではありません。私の母は60代ですが既に奥歯を歯周病悪化で抜歯しています。あと一本奥歯をなくしたら入れ歯になるとせっせと受診しています。

ご高齢のかたならば全身疾患のリスクが上がります。糖尿病リスク、心不全のリスク、、歯周病はさまざまな全身疾患に関係しています。

緊急事態宣言の一ヵ月だけというならわかりますが、今後ずっとがまんして受診を控えて、悪化した後に受診をしてもいい結果は生まれません。

訪問歯科の口腔ケアも同じです。肺炎での年間死亡者数は10万人を超えます。そのうち7割が誤嚥性肺炎といわれており、月間で5800人以上が亡くなっている計算になります。

コロナの死亡者数は現在累計905人。もちろん感染予防のための皆様の努力のおかげではありますが、高齢者にとってコロナに感染するリスクと受診控えをして誤嚥性肺炎になるリスクを考えるとしっかりとした感染対策のもと口腔ケア、口腔管理を継続させていただきたいと考えます。

厚生労働省は現在95%以上の歯科医院に感染予防をきちんと行っているという施設基準(歯科点数表の初診料の注1に規定する施設基準)を出しています。

歯科医院ではすでに感染予防を行っているため歯科医師から、歯科衛生士からの感染は一切報告されていません。

もちろん医科の診療所も同じです。エイズやB型肝炎からインフルエンザなどコロナ以外の感染症とはいままでも日常的に向き合ってきているのです。感染対策は平常時から行っています。

どうか落ち着いて自分に必要な受診はしっかりとして、健康を保ってほしいものです。

ニュース一覧へ戻る

  • 訪問歯科診療の流れ
  • 訪問可能エリア
  • ご家族・介護事業者さまへ

施設・病院の利用者さま向けの「口腔講習会(無料)」を開催いたします。お気軽にご相談ください。